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もう後がない、アラフォー男の最後の悪あがき

【美しき歌詞の世界】都会に行った想い人の成長を祈る気持ちと、変わらずにいてほしい気持ちの間が美しすぎる【DEAR MY FRIEND/桑田佳祐】

美しき歌詞の世界へようこそ。

POPOです。

 

私の尊敬するアーティストの一人である桑田佳祐氏。

サザンオールスターズの活動とソロ活動を並行して行う彼ですが、彼の曲には笑わせてもらい、涙させてもらい、胸を締め付けられることもあります。

 

今日紹介する曲は、その桑田佳祐氏の曲の曲の中でもトップクラスに好きな曲です。

 

「平成の木綿のハンカチーフ」をと作られたそうですが、本当に表現が素晴らしく、美しい一曲です。

 DEAR MY FRIEND/桑田佳祐

DEAR MY FRIEND

DEAR MY FRIEND

  • provided courtesy of iTunes

 1コーラスの前半と後半で旅立つ側と送る側で視点が変わっています。

その視点を意識して聞くと、より曲の深みや感情が理解できるでしょう。

では、歌詞を紐解いていきましょう。

 

Just take it easy.

淋しげなDear my freand.

旅立ちの涙を笑顔に変えて

And life is music.

悲しみの歌も互いに口ずさめば

夜明けを待つような気分

旅立つ側の視点から曲が始まります。

残してゆく友人は淋しげな顔で見送ってくれています。

その涙も笑顔に変えて、旅立とうとしています。

 

振り向く場所には思い出溢れて

歩みを止めたら明日が遠ざかるだけ

後ろ髪を引かれる思いですが、振り返っていては前に進めないと、硬い決意が見えます。

 

たった一人じゃ心配だけど

出逢いのすべてがときめきと夢模様

花咲く頃にこの街を出て

冬を1つ超え少し背伸びをした

君に逢える日を待ってる

ここで、残される側に視点が移ります。

一人で行かせることに後悔と心配が伺えます。

しかし、旅立った先での出会いや経験が、彼を成長させるであろうことを期待しています。

都会での経験を秘めて、少し大人ぶった彼と会うのを楽しみにしているんですね。

 

 

So take it easy.

幸せこれ以上望むのは

大切なことではあるけど

But life is busy.

都会の幻に魅せられて

失くしちゃいけない魂のHeaven 

また、旅立った側に視点が移ります。

もっと幸せに、もっと楽しく。

その思いが強く、都会の誘惑に染まっていく様が垣間見えます。

それでも、心の中にある、本当に大切なものをなくしては行けないことは理解しているのです。

誘惑を大切なものの間で揺れ動く心が繊細に表現されています。

 

この世に生まれた理由などないけど

ああ君は見えない翼で羽ばたくのさ

残された者も、彼の揺れ動く心に気付きます。

そして、羽ばたいていくことをわかっているのです。

もしかしたら、もう帰って来ないかもしれないとさえ思っているのかもしれません。

しかし、想い人が帰ってくることを、どうしても期待してしまうのです。

 

たった一度の人生だもの

悩み事さえも神様の贈り物

そして一言「元気でいる」と

遠くの空から幼き日のままに

弾む声を聞かせてくれ

人生は一度きり。だからこそ、悩んだりすることも大切だし、都会の誘惑に取り込まれることさえも、また1つの人生。

それでも、待ち人は想い人がどうか変わらずにいてほしいと、そして一言でもいいから、気持ちを届けてくれることを願っています。

 

たった一人じゃ心配だけど

辛くはないよね行く道の空模様

挨拶無しにただ照れながら

微笑み浮かべて少し大人になった

君が帰るのを待ってる

 

そして抱き寄せて Hello my friend.

さいごは、心配と大人になった姿でも、帰ってきてほしいという思い出締めくくられています。

しかし、彼は帰ってこないことをわかっているのかもしれません。

それでも、いつもでも友達であると言う思いが、最後のHello my friend.に込められているような気がします。

 

もしかしたら、帰ってきたあとで結ばれたい思いが会ったかもしれません。

それでも、彼の夢と成長を願って、友のままで待つことを決意したのかもしれませんね。

 

それではまた、「美しき歌詞の世界」でお会いしましょう。

 

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