アラフォー男のXYZ

もう後がない、アラフォー男の最後の悪あがき

【美しき歌詞の世界】本心を隠して嘘を突き通す、乙女心が美しすぎる。【ハッピーエンド/back number】

美しき歌詞の世界へようこそ。

POPOです。

 

音楽において、PVはとても大事なイメージです。

曲の世界観を映像で表現をしたもの、それがPV。

そのため、実写で表現をするのならそこに起用する演者さんのイメージも、曲のイメージに合う人でないといけません。

その人のイメージが崩れてしまうと、曲のイメージにまで影響する可能性が大きいのです。

この曲のように、そんなこと屁でもないくらい素晴らしい作品であれば、さほど問題ではないのかもしれませんが…

 

今回の曲は

ハッピーエンド/back number

 

 

ハッピーエンド

ハッピーエンド

  • back number
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 この曲は、別れを告げられた女性が主人公。

本当は別れたくないし、ずっと一緒にいたいのに素直になれない自分と、強がりがそう言わせてくれません。

本心と、強がりをバランス良くそして切なく表現されています。

それでは歌詞を見ていきましょう。

 

さようならが喉の奥につっかえてしまって

咳をするみたいにありがとうって言ったの

次の言葉はどこかとポケットを探しても

見つかるのはあなたを好きな私だけ

「さようなら」と言いたくない気持ちが言葉を喉の奥につまらせます。

でも何か言わないといけない、絞り出した言葉は「ありがとう」でした。

早速せつなすぎますね。

何かを言わないといけないと、言葉を紡ごうとしますが、別れたくない気持ちが邪魔をしてうまくいきません。

 

平気よ大丈夫だよ

優しくなれたと思って

願いに変わって最後は嘘になって

私は一人でも大丈夫だから。そう言いたいのに、そう言ってあげれたらきっとお互いによかったのに、だんだんと気持ちが溢れ抑えられない。

最後には、気持ちと言葉が真逆になってしまう。

そんな表現でしょうか。

 

青いまま枯れてゆく

あなたを好きなままで消えてゆく

私みたいと手にとって

奥にあった想い一緒に握りつぶしたの

大丈夫 大丈夫

溢れ出しそうな気持ちを、ぐっと押さえつける。

気持ちの起伏に合わせて、楽曲は盛り上がりを見せます。

こういうところの聞かせ方は、彼らは本当に上手です。

 

今すぐに抱きしめて

私がいればなにもいらないと

それだけ言ってキスをして

なんてね 嘘だよ ごめんね

溢れ出してしまった思いを、嘘だよと言ってごまかします。

この「嘘だよ」が嘘なんですけどね。

乙女の強がりは、切ない。

 

こんな時思い出すことじゃないとは思うんだけど

一人にしないよって あれ実はうれしかったよ

あなたが勇気を出して 初めて電話をくれた

あの夜の私と何が違うんだろう

恋人と過ごした時間が蘇ります。

主人公である彼女の思いをたっぷりと歌ったパートです。

 

青いママ枯れてゆく

あなたを好きなままで消えてゆく

私をずっと覚えていて

なんてね 嘘だよ 元気でいてね

一回目のサビに比べて、あっさりとした印象をもつ二回目のサビです。

ここをさらっとさせることで、一回目のサビと最後のサビの「大丈夫 大丈夫」の印象的なボーカルを、さらにインパクト強いものにしています。

とても素晴らしい作曲技術です。

 

泣かない私に少し ほっとした顔のあなた

相変わらず暢気ね そこも大好きよ

間奏の盛り上がりから一転。すごく落ち着いた雰囲気になります。

彼女の気持ちも多少落ち着いたのでしょうか。

思いっきり泣いたり、思いっきり我慢したりしてるときって、急にふと落ち着いたりしますよね。

そういう、感情の起伏を曲全体で表現しているようです。

しかしここから、最大の盛り上がりを見せます。

 

気がつけば横にいて

別に君のままでいいのになんて

勝手に涙 拭いたくせに

見える全部 聴こえるすべて

色をつけたくせに

もしかしたら、うまく行かないことがあったのかもしれません。

自分に自信が持てなくなってたのかもしれません。

しかし、彼と出会い、セピア色だった人生に色がついた様に華やかで幸せな時間になったのでしょうか。

懐深い彼と、そこに惹かれた主人公の人柄が垣間見えます。

 

青いまま枯れてゆく

あなたを好きなままで消えてゆく

私みたいと手にとって

奥にあった思いと一緒に握りつぶしたの

大丈夫 大丈夫

今すぐに抱きしめて

私がいればなにもいらないと

 そう言ってもう離さないで

なんてね 嘘だよ さよなら

そして最後まで、強がりの嘘で終わります。

本心を押し殺したまま、別れを受け入れ最後まで強い自分でいようとする様は、本当に健気で美しいです。

タイトルの「ハッピーエンド」も、「これで良かったんだ」と思おうとする、彼女の嘘からきたものかもしれませんね。

 

それではまた、「美しき歌詞の世界」でお会いしましょう。

 

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