アラフォー男のXYZ

もう後がない、アラフォー男の最後の悪あがき

こうして私は派遣詐欺にあった~本当にあった派遣詐欺経験談~

みなさまは「求人詐欺」や「派遣詐欺」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
どちらも、求職者の気持ちを逆手にとった卑劣で許し難い行為です。


このシリーズは、私がこの手の詐欺に会い、絶望しもがき這い上がろうとする経験談を綴ったものです。

 

 

ではそもそも、求人詐欺や派遣詐欺とはどんなものなのでしょうか。


「求人詐欺」は実際に採用されて働き始めたら、求人の内容とは違う環境だった。というような、求人内容を意図的に偽り、いい環境であるかのように見せ、人を集める行為です。

 

では「派遣詐欺」とはどんなものでしょうか。
人材サービス業によくありがちなものですが、高待遇で人材コンサルタント業の求人をかけ「現場を知る」「営業力をつける」といった名目の研修で、派遣スタッフとして働かせ(もちろん派遣スタッフの待遇で)、その研修は永遠に終わる事がないというものです。

 

初めにお伝えします。
私が無知でした。そこを認めないと前に進めません。


頭の片隅にも、おかしいと思える余裕があれば、被害に遭わなかったのかもしれません。
焦りというのは冷静さをなくさせますからね。

 

 

当時、私は某小売チェーン店で店舗社員兼人事という役割を担っていました。
仕事は激務でしたが、やり甲斐もあり充実した日々だったと言えるでしょう。
しかしそこはチェーン店。


全国転勤があり、翌月には地方への異動命令が下るなんてことも、少なくはなかったです。
結婚して、子供もできて、プライベートが充実した私にとって、それは転職を決意するのには十分すぎました。


「転勤のない会社が見つかったら、転職したいっすねー」


冗談交じりに上司にぼやいたのが、まさかあんな結末を生むとはその時は全く思っていませんでした。

 

 

とある年の春でした。
異動した先の店舗で、衝撃的な光景を目にします。
捌ききれていない在庫の山。
店長はセールの度に少しずつ格安で販売している物で、安く売るために大量に仕入れをしたものだと言っていました。


本社人事にも籍がある私に、隠したかったことがあったのでしょう。

 

 

その隠したかったことは、一年ちょっと後で明るみになります。その在庫の山は、セール用の在庫ではなかったのです。

 

金額にして1200万円。
店舗独自の判断でメーカーに依頼したオリジナル商品。
そして仕上げに、企画自体が社内稟議通しておらず、未承認の企画でした。
数年前の物で、決算もや棚卸しも偽装されて隠し通されてきたものでした。


会社はパニックになり、懲戒解雇まで行かなかったものの、各担当にも重い処分が下されました。
私にも処分が言い渡されました。
正直、事の発端は私が移動する前のことです。何ヶ月かの減給は食らうかな〜なんて考えでしたが、言われた言葉は意外なものでした。
「お前は、転職を希望していたよな。」
人事課の上司は非情な目をしていました。
数年前に転職をについてぼやいた上司です。
誰かが辞めなければ、終結しない。事態はそこまで深刻だったのです。
そして、どうせ辞めるなら辞める予定があるものを。そう判断が下るのも、今考えると仕方の無い事だったのかもしれません。

 


実務はその月の末で終了。翌月に有給を消化して退職。
残された時間は、ひと月半もありませんでした。

 

転職の狙いは、人事の経験を武器に人材業界に絞りました。
しかし年齢的にも若くない歳です。
応募したほとんどの会社が書類選考で、面接まで進めても内定には至りませんでした。
実務を終えて、有給消化期間に入った頃、ひとつの求人が目に入ります。


かなりの高待遇。残業無し、初任給35万円、ボーナスあり、土日休み、福利厚生もしっかりしている。


時間の無さと嘘のような高待遇に、目を奪われました。
今となっては恥ずかしい限りですが、その時の自分は藁にもすがる思いで応募のボタンを押しました。


その「グローバルステップ(仮名)」という会社に、最後の望みを託してしまったのです。

 

続く

 

 

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