おやすみプンプンを読み返しました。
まずはおやすみプンプンについて。
おやすみプンプン - Wikipedia
Wikiにもある通り、プンプンと言う男の子の半生を追う物語なのですが、これが本当に波乱万丈。
小学生の頃に愛子ちゃんと言う女の子に出会ったことにより、彼の人生は波乱万丈の渦へと飲み込まれていくのです。
漫画界のシュルレアリスムと呼ばれるこの作品は、他の作品と一線を画す要素が詰まっています。
まずは主人公。
鳥のような、ペンギンのような落書きで描かれています。
しかし、物語の中では、普通の見た目であるかのように物語は進みます。
どうやらジャニーズ系で、なかなかのイケメンのようです。
この姿は、プンプンと血のつながりのある人物全てに施されており、徹底してプンプンの「人間の姿」が想像しにくくなっています。
物語が、一人の人の半生を追うものなので、読み手が誰でも自分を投影しやすいように姿を想像しにくくしたと言われています。
また、内容が過酷で悲惨なシーンもあり、逆に誰にも当てはまらないようにするためとも言われています。
もちろん、著作がそこまで深く考えていない可能性もありますが…
セリフも独特で、プンプンが吹き出し出して喋ることはありません。
プンプンの台詞は全てナレーション風に描かれます。
ここも独特な世界感を生み出す要因になっていますね。
いや、良い奴なんですよ、プンプンは。
良い奴なんですけど、良い奴であるが故に、ちょっとクズなだけなんです(失礼)
そして愛子ちゃんはとっても可愛い。
週刊ヤングサンデーからビックコミックスピリッツにまたがり2007年〜2013年まで連載され、コミックスは全13巻と言うボリューム感。
サクッと読めそうですが、内容が濃いので軽く読もうとすると胃もたれするかもしれません。
ちなみに全巻初版で揃えるほど好きな作品です。
(初版厨です。すみません。)
ぜひ、おやすみプンプンを読んでみてください。
必ず、プンプンの生き様を応援したくなることでしょう。
そして読み終わったあと、なかなかテンションが上がらないくらい、茫然自失になるでしょう。
それくらい「強い」作品です。
あなたも、プンプンの素直さ、一途さ、優柔不断さ、保守的思想に振り回されてくださいね!
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